Vol.12|週次マーケットレポート

週次マーケットレポート

2026年7月6日(月)〜 7月10日(金)
今週のテーマ
方向感を探る1週間
米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の急落をきっかけに、これまで相場を引っ張ってきたAI・半導体関連株の利益確定売りが広がり、日経平均は続落しました。ドル円は約40年ぶりの162円台に乗せた直後、米雇用統計の下振れを受けて急速に円高方向へ巻き戻される場面も。中東情勢の緊迫化は原油・金の両方を押し上げており、株式市場の過熱感の一服と、地政学リスクへの警戒が同時に進んだ1週間でした。
01 注目ニュース
株式
日経平均、半導体株安と中東不安で続落
今週の日経平均は66,819円。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の急落を受けたAI・半導体関連株の利益確定売りに加え、中東情勢の緊迫化も重荷となり続落しました。一方、長期金利の上昇を背景に銀行株など金利敏感セクターには資金が向かい、値がさハイテク株からバリュー株へ物色が移る動きも見られています。
為替
ドル円、約40年ぶり162円台から米雇用統計で円高へ
6月30日に1986年以来約40年ぶりとなる162円台に突入したドル円でしたが、米国の雇用統計で新規雇用者数が市場予想を大きく下回ったことを受けて急速に円高方向へ振れました。当局による円買い介入への警戒感も根強く、神経質な値動きが続いています。ドル円は162.5円となりました。
コモディティ
金・原油ともに地政学リスクで上昇基調
金価格($4,083)は地政学リスクの高まりや各国中央銀行の買い増しを背景に上昇基調が続いています。原油($74.4)も中東情勢の緊迫化による供給不安から値を上げました。どちらも「世界のどこかで緊張が高まると値上がりしやすい」資産として覚えておくとニュースが読みやすくなります。
02 経済指標の動き
株式
日経平均
66,819
前週末比 -5.2%
7/8時点
S&P500
7,482
前週末比 -0.0%
7/8時点
ドイツ(DAX)
25,465
前週末比 +1.9%
7/7時点
中国(上海総合)
4,041.2
前週末比 -0.8%
7/6時点
ブラジル(ボベスパ)
170,653
前週末比 -0.6%
7/8時点
インド(SENSEX)
78,180
前週末比 +2.2%
7/7時点
日経・S&P500ともに2月の高値から大きく調整した後、4月に入り反発しています。ただし高値はまだ回復しておらず、関税問題の進展次第で方向感が決まりそうです。世界の主要市場も合わせて見ると、地域ごとの温度差が見えてきます。
為替
ドル円
162.5円
前週末比 -0.0%
7/9時点
ユーロ円
185.6円
前週末比 +0.4%
7/9時点
円相場は145円台から143円台へじわじわ円高が進んでいます。アメリカ経済への不安からドルが売られやすい状況が続いています。
金利
日本10年債利回り
2.83%
前週末比 +4.4%
7/7時点
米国10年債利回り
4.57%
前週末比 +2.2%
7/8時点
金利が下がっているということは「景気への不安」のサインの一つです。米国の金利は4%台を維持しており、住宅ローンや企業の借り入れコストに影響しています。
Au コモディティ
金(ゴールド)
$4,083
前週末比 +0.4%
7/8時点
原油
$74.4
前週末比 +8.5%
7/8時点
中東情勢の緊張から原油が急騰しました。原油が上がると、ガソリン・電気代・食品価格にも影響が出てきます。イランとアメリカの関係が今後のカギです。
暗号資産
ビットコイン
$62,174
前週末比 +1.1%
7/9時点
イーサリアム
$1,740
前週末比 +2.5%
7/9時点
株式市場が荒れる中、暗号資産は比較的安定した動きでした。24時間365日取引できるため、週末の動きにも注目してみましょう。
市場心理
VIX(恐怖指数)
16.9
前週末比 +1.9%
7/8時点
Fear & Greed Index
42.2
前週末比 +12.6%
fear(7/9時点)
Fear & Greed ゲージ
VIXは「マーケットがどれだけ怖がっているか」を示す指数です。20以下なら落ち着いた状態、30を超えると「かなり不安」のサイン。今週は少し落ち着いてきましたがまだ高めの水準です。
業種別動向(TOPIX-17・直近1ヶ月)
各業種はNEXT FUNDS TOPIX-17シリーズETF(東証上場)の値動きを表示しています
食品(1617)
48,960.0 +9.4%
エネルギー資源(1618)
32,580.0 -2.9%
建設・資材(1619)
51,090.0 +9.4%
素材・化学(1620)
38,960.0 +5.8%
医薬品(1621)
30,590.0 +6.0%
自動車・輸送機(1622)
34,520.0 +6.3%
鉄鋼・非鉄(1623)
61,520.0 -6.7%
機械(1624)
89,090.0 +5.8%
電機・精密(1625)
65,830.0 +3.0%
情報通信・サービス(1626)
43,500.0 -0.6%
電力・ガス(1627)
11,650.0 +2.7%
運輸・物流(1628)
21,475.0 +4.0%
商社・卸売(1629)
254.7 -1.3%
小売(1630)
39,660.0 +7.8%
銀行(1631)
40,230.0 +9.1%
金融(除く銀行)(1632)
44,500.0 +12.1%
不動産(1633)
53,550.0 +9.6%
日本株は業種によって値動きの温度差が大きく出ます。同じ「株式市場」でも、金利が上がると強い業種(銀行など)と弱い業種(不動産など)があるので、どこにお金が向かっているかを見ると経済の流れがつかみやすくなります。
03 来週のマーケットポイント

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